自分を知る 〜長男の受験勉強〜

今日はお弁当を作るのがちょっと遅くなりました。「駅まで送ろうか?」と言って家を出たのだけど、珍しくよく喋ってたから学校まで送ることにしました。最近怖い夢をよく見るみたいなので、何か困ってることでもあるのかと聞いたら、
 
「そりゃ受験でしょ。他の小さな悩みを全て忘れるくらい受験が一強。」
 
あ、そうですよね。確かに。ていうか、一強ってどうやって書くの?この言葉はじめて知った!さすが勉強してるだけある。聞いてみると、4月から今までの勉強で伸びてはいるけどまだまだ。でも次の模試までにこのくらいまで何割取れるようにして、このくらい偏差値上げて、そこから過去問やって、と計画が明確です。予備校は授業は受けていなくて自習室の利用のみ。学校の先生にもそんなに相談していない様子。どうやってその計画を立てているのかと聞いたら、ネットで調べてから頭いい友達に聞いて確認してるとのこと。勉強は自分で調べて買ってほしいと言ってきた参考書を年度当初に何冊か買ってあげたけど、あとはスマホでスタディサプリを見ています。
 
やる気とネットがあれば今はいくらでも勉強できるんだな。ネットはゲームばかりするのも心配だけど、こうしてやりたいことをサポートもしてくれるんだ。あんなにパズドラばかりやっていたのに、今はスマホ見てる時はだいたい勉強しています。
思えば森の幼稚園に行っていた時も、同じ学年の子が11人で、自分は1番にできるほうではないけど、頑張れば7番目くらいにちゃんとできるようになる、と自覚していた子でした。竹馬とか、逆上がりとか、側転とか。そしてコツを得るとちゃんとそれは身についている。
 
結果の出ることだからどうなるかわからないけど、こうしてやりたいことのためにいろいろ考えたり、調べたり、長期的計画と中期的目標を立て、努力して、友達に相談して、結果を見てまた計画して、という経験は今後の人生に絶対力になるだろうなと思います。模試の点数や自分の順位、偏差値などけっこう数値での自分の現在の位置も把握しているから、目標・現状・計画・実行・改善となかなかいいサイクルに思えます。
 
子どもがこの年齢になったら、必要な時に話を聞いて、タイミングよくごはんを出して、学費を稼ぐことしかできません。抱っこも一緒に遊ぶこともできない。でも目標に向かって頑張る我が子を応援できることも幸せで楽しい子育ての時間です。
頑張る力があるのは、小さい時に徹底的に遊んで、生きる力を身に付けたから。今お子さんが小さいママは、小さい時にしできない外遊び、絵本、ベビーマッサージ、一緒に遊ぶことなど、親子の絆づくりと人生の楽しさ、自分で考えてやってみることの喜びを体感させてあげてください。勉強なんて本人がやる気になればいつでも間に合うし、やる気がなかったら英語も数学も何の意味もありません。たくさんの楽しい時間を共有した思い出が、親子それぞれに生きる力を育んでくれます。
一緒に住めるのもあと少し。後悔ないように大事に毎日を過ごしたいです。
〜机の上に分厚い赤本がありました。私は受験の時、本屋さんで志望校の赤本を開いて難しすぎてそのまま閉じて二度と開きませんでした。チャレンジするのえらいな。でもちゃんと志望校には受かりました。私は芸術学科に行きたくて、2期生でした。当時がピークだった人気の青短、赤本に「ただし、芸術学科は別」と書いてあったのです。詩人の先生が作られた素敵な国語の問題と論文と事前の作品提出でちゃんと合格しました。新設学科は倍率も低いと思ったのです。作戦も大事! あと半年、がんばれ長男。〜

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