学校を超えたつながりを ~子ども劇場 冬の子ども村~

札幌西子ども劇場の冬の子ども村に、長男とふたりで参加してきました。毎年やっていますが、私は冬に参加するのははじめて。幼児~小学生~中高生~大人まで一緒に過ごす1泊2日。事前に話し合いを重ね、中高生・青年が中心となって大人は口出ししすぎないようにサポートしながら進行していきます。

バスで滝野に到着したら、着替えて歩くスキーへ。歩くスキーははじめて。スキー板がつま先しか固定されていないからこわい。私は2班につくように配置されていたのですが、この子たちが見えていたのは最初だけ。

2班の子どもたちと写真を撮った中間地点(おそらく待たれていた・・・)以外は、ゆっくりのお母さんと数名で、景色を見ながら歩きました。おしゃべりしてたからというわけではなく、本気だったのですが、みるみるみんな見えなくなったのでした・・・・。

中高生の話し合いで出た「普段はできない、夜の外遊びをしたい」という意見。大人たちはびっくりしましたが、子どもたちは工夫を重ね、実現しました。夜の雪中サッカー。ゴールは左右を懐中電灯で照らします。ボールに鈴をつけようかとか、蛍光テープ貼ろうかとか、いろんな意見が出ましたが、結局よく見えぬまま原始的に追いかけるという見たこともないような試合でした。

私は幼児さんをトイレに連れて行ったのでスノーフラッグには参加できませんでしたが、歩き鬼ごっこには戻ることができましたなぜ走らないかというと、「外で1時間遊んだら疲れているだろう」という予想のもとでしたが、「走りたかった」という感想が出るほどに元気な子どもたちなのでした。

翌日はアイスクリーム作り。これも初体験でした。担当の母たちが朝保冷バックに入れてくれた材料を真ん中に入れ、四方に塩+雪をしっかり詰めて、振ったり投げたりしてから雪に埋めてしばらく待ちます。

幼児さんや女の子は力がないからなかなかシェイクできずに苦戦していましたが、準備が遅くてちょっと後から登場した元気男子たちは激しく蹴り合ってあっという間にそり遊びへ。そういえば、普段の集まりでもおやつを出すと女子はいつまでもちょこちょこ食べているけれど、男子はバーッと来てボリボリ食べて嵐のように去っていくよな・・・・。

こんな感じに詰めてからしっかり口を閉じて振ります。銀のバックの中身はバニラの他、抹茶やチョコチップもありました。

アイスができるまで、チューブそりをしたり、人間カーリングをしたりして遊びます。

出来上がり!スプーン1本を持っていろんな味を食べました。

その間、ふたごちゃんがチューブそりのベットでお昼寝です。かわいい。

私はもう子どもに手がかからないので今回は幼児のお部屋に入って小さい子どもと関わったり、ママのお手伝いをしたりしました。自分もしてもらってきたので、時間が経ってお役に立てて嬉しいです。長男も小学生時代やんちゃしてお兄さんお姉さんにお世話になってきて、次の子どもたちに御恩返ししてほしかったから、小さい子を見ていたりして今回とてもよかったです。「申し訳ない」と思わずに、みんなが「お互い様」と思いながら、時間をかけてみんなで子育てしていけたらいいなと思ってます。

兄弟を連れてるママは大変そう。少しでも楽しめるように荷物を持ったり抱っこしたり。夜の寝かせを手伝った時は「神!!!」と言ってもらえました。寝かせも保育の技術のひとつです。夜中、小さな子の泣き声が3回聞こえました。「ふえーん」と泣いてすぐ泣き止んだのですが、瞬時に目覚めて「トントンしなきゃ!」と思ってしまいました。保育士としての職業意識は寝ててもスイッチが入っているようです。

幼児さんを抱っこするママも、元気な小学生も、役割をこなしながらも楽しむ中高生も、見守る大人も楽しめた2日間でした。

帰る直前のちょっとした時間、幼稚園が一緒だった中3ふたりでじゃれるの図。前日に幼児さんたちがじゃれていたのとサイズ違い!

こうして長く続けていると、子どもたちの関わりも途切れません。学校が違っても仲良くしていられるのは勉強や友達関係が難しくなってくる思春期には財産だなと思います。年齢や学校を超えた関わりがあることは、子どもたちにとって本当に大事。

今回次男は不参加でした。長男がいない自宅にて友達が来てお泊りだったのです。それもまたよし。きっとまた子ども村にも参加する時が来ると思うので自由意志に任せました。いつでも参加する場があるのは安心です。

来月は近くのメンバーでフルーツポンチを作って食べる集まりを予定しています。小さな集まりも、みんなで作り上げる大きな集まりもどちらも経験させてあげたい。忙しい毎日だけど、地域の中で大人も子どもも一緒に育ちあう子ども劇場の活動はまだまだ続けていきたいと思ってます。

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