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11.42016
HAPPYマーケット 10年の歴史 ~「続ける」ことで見えること~
こんにちは。ミーナです。2016年HAPPYマーケットが無事終了しました。例年ですとここで当日の様子のブログをアップするのですが、今回は10周年だったので、HAPPYマーケット10年の歴史を振り返りたいと思います。
2006年、長男4歳・次男1歳。長男が森の幼稚園に入園しました。毎日送迎(往復約40分)、毎日お弁当、朝6時起床8時入眠、キャラクターだめ、テレビだめ、習い事だめ、文字や数字教えるのだめ、の園。
それだけで大変なはずなのに、私はその5月からよさこいチームに入りました。(よさこいはチームを3つ変わりながら8年間続けました)そして、託児付ヨガ教室を立ち上げ(これは今も木曜日にエルプラザで続けています)、おもちゃの広場を立ち上げ(なんと初年度3回やりました)、HAPPYマーケットを立ち上げました。
新しいことをはじめるにはエネルギーがいるものですが、2006年の自分、どうしちゃったのでしょうか。若かったのか?!そんなわけで全てが一度に10年を迎えるのです。
今日はHAPPYマーケットの歴史を、受付付近を中心に振り返りたいと思います。
2006年、はじめてのHAPPYマーケットは、すすきのにある廃校になった小学校でやりました。受付には1歳の次男を抱っこして夫が座ってくれています。スーツということは、ちょっと様子を見に来てくれたところ、仕事を頼まれてしまったに違いありません。この年は幼稚園ママや友達が中心で、130名の来場だったと記憶してます。
2007年、子育てフリーペーパー「emina」の社長が「うちでやりなさい」と、イベント当日社屋を開放してくださいました。この年の受付は私と次男。
そして現在はコーチングで出展されている石谷コーチ、グアシャで出展されている十川先生、エミナの大沼編集長。豪華すぎるメンバーです。それにしても、全員今のほうが綺麗!!!
2007年のベビマはこんな感じ。HOCORUは2年目から皆勤です。なぜならマーケットの日程を決める前に確認してるから![/caption]
子育て中にベビマ出会ってほしい。HOCORUは、HAPPYマーケットには欠かせない存在です。
2008年7月、エミナ社長のご尽力により、場所が副都心住宅販売さんの「イエイエパーク」にうつります。(現在はSUMITASです)
何を思ったのか、その年は7/23にHAPPYマーケット、翌週7/30におもちゃの広場を開催。その後は2度とそのタイムスケジュールはしていません。
写真は長く出展を続けてくださっているセントさんです。
2008年、その上初のクリスマスマーケットを開催。10年の歴史の中で、この1回だけが公共施設。札幌市教育文化会館で開催したのですが、会場が3階で搬入搬出が大変だったり、アロマ禁止だったり、前日搬入できなかったりと不具合が多くて、企業でさせていただけることのありがたさを感じた回でした。この回で出展30。現在は60なので、半分の規模。
託児は地下のお部屋を取ってやりました。この年の思い出は、現在のスタッフの姫路と北岡が子どもを預けて遊びに遊び、最後あと数分のところ珈琲を飲んで分単位で満喫していたことです。ふたりは自宅サロンのパン教室で出会い、託児付ヨガに通い、本当に仲の良いママ友でした。
2009年7月、イエイエパーク。1階が販売・2階がセラピー、託児。別館が飲食。
2009年のHAPPY☆クリスマスマーケットは、桑園の豊栄建設「ハウジングラボ」さんでやりました。
受付に母がいます。大変すぎて限界で、神奈川から母にお手伝いに来てもらったのでした。
お部屋に合わせて配置を考えました。赤ちゃんと一緒にゆったりしてる姿は、何年も変わりません。この子たちはもう小学生のはず。
現在はスタッフのうたちゃん。食べるのとボディケアが好きです。
2010年。イエイエパークにて、朝の行列です。
会場内もにぎわってました。
現在はクラニオセイクラルセラピーで出展されている道子さん、ホメオパシーを学ぶ学生としてはじめて出会いました。ホメオパシーを知る人はまだ少なく、どうやって知ってもらうかを一緒に考えてきました。2010年、ついに今の会場である、LIXILショールーム札幌(当時はトステム)で、HAPPY☆クリスマスマーケットを開催。アリオの駐車場から「いつかあそこでやりたい」と見つめていました。
はじめてパワーポイントで資料を作り(←無謀)つたない説明でこれまでの実績を伝えました。ひとりの主婦の活動など企業は認めてくれないと思い込んでいましたが、実績があればパートナーになれるのだと実感しました。
以前は入口付近に3棟の家が建っており、その中に2~3店舗出展していました。和室はこの人かな、ダイニングはこの人かな、ソファはこの人かな。深く心に響くセッションをするセラピストさんには仕切りのある個室かな。メッセージを受け取ったら、人目を気にしないで、思う存分泣いてほしいから。
LXILさんが北大の学生さんに声をかけてくださり、コンサートも開催できました。
2011年HAPPYマーケット。来場者も増えてきました。本州へお引越ししてしまったshiraちゃんが受付をしています。
出展もしていますが、私は長男が1歳の時からずっと、札幌西子ども劇場を続けています。子どもと一緒に年齢に合った舞台を観たり子育ての仲間を作る会です。でも会員制だから、誰もが観れるわけじゃない。会員もなかなか増えないし、
「入場したら思いがけず本物に出会えた!」という感動をめざし、この後何回か、ショータイムを試みます。ずっとやってみたかったのです。
国内外で活躍されているしんたさんの演奏は素晴らしかったです。そして、よさこいで振付するチーム、ファイナルに出ることも数多い稲場先生によるダンスタイム。参加できることも時々取り入れてました。
2011年はHAPPY☆クリスマスマーケットを開催していません。なぜなら、講師として保育士養成施設に勤務することになり、この年の学生、急に人数が増えてイベントをできる状態ではなかったのです。昼間の学生だけでなく、夜間部の授業も受け持っていました。
2012年HAPPYマーケット、毎年の朝の風景。
2012年のショータイムは、マジシャンの太田ひろしさん。生きた鳩が出てきてびっくり。小1の時にマジシャンになりたいと思い、夢をかなえたというエピソードも、プロとしてのお客様の楽しませ方も素敵です。
イベントでのショータイムは皆さんのいい表情が観れたし、一体感もあり、とても満足でした。
でも、セッションしてる時に音が気になる問題が出てきたのと、プロをお願いしてるめ、費用がかかることなどからここで一旦終了。そもそも個人で呼べるような方たちではないのでした。
スタッフが安定してきました。「私たち、もう十分楽しませてもらったから、今度は次のお母さんたちのために、サポートするよ」と言ってくれてからずっと力になってくれています。が、遊び倒すのは変わりありません、というかパワーアップしています。
LIXILの鈴木さんも、もはや仲間です。
2012HAPPY☆クリスマスマーケット。大きなポスターが掲示されています。
2013年、当日着物で行きました。出展者さんが増えています。
ショータイムは静かなギター演奏が心に響く、金森浩太さんにお願いしました。
スタッフ集合
2014年、「朝のミーティングする時に、集合写真撮れるんじゃないか?」と、急に思いつきました。
で、できた!
東京からメイクのブランド「エテュセ」さんが出展。短大の芸術学科の友人がエテュセの海外事業部担当で、北海道へも美容部員さんたちに来てもらえたのでした。東京の本社で打ち合わせをしたり、この年は東京とのつながりにご縁ができた年でした。
託児もずっとあたたかく続いています。この年は私が講師をしているこども學舎の学生にもスタッフに入ってもらいました。今は就職して毎日頑張っています。
2015年も集合写真撮影しました。出展者数66。お客様を受け入れるスタッフ・出展者は100名を越えています。
スタッフにきーさんが加わりました。
2006年~2015年までに、HAPPYマーケット10回、HAPPYクリスマス☆マーケットを4回開催してきました。そして2016年、10周年、15回目のマーケット。
場所が変わり、スタッフが変わり、出展者さんが変わり、お客様が変わり、子どもたちは成長し、いろんなことが変わりました。
「続ける」ことは大変なこと。でも、喜びはどんどん大きくなっていきます。
私は8年間保育園で保育士として勤務してきました。毎日同じ子どもたちと生活をともにしていると、今日いつもと違うな、ということがすぐにわかります。それが発熱の場合もあるし、朝ママに怒られた場合もあります。いずれにしても小さな変化に気づける信頼関係が「毎日続ける」喜びでした。
2003年、札幌に引っ越してきてから次男を出産し、おもちゃコンサルタントを取得し、保育士復帰することなくミーナを立ち上げました。
「私もお客さんでもいいのに、何やってるんだろう」と思うこともしばしば。それでも続けてきたら、信頼関係ができるんですね。出展者さんと、お客様と、スタッフと、託児仲間と、子どもたちと。
転勤して戻ってきてまた出会えたり、結婚して出産してまた出会えたり、亡くなってしまった方はもう現実世界では会えないけれど、続けるってことは、「また会える」ことなのかもしれません。
過去の自分にも、未来の自分にも出会えます。大変だった過去があるから「このくらい大丈夫」きっとできるはず」と思えます。まだ先があるから、今回出れない出展者さんにも「いつでも帰ってきて。安心して休んで」と声をかけられます。
「今」は、輝く通過点です。瞬く間に過ぎてしまうから、お子さんの小さいママは、どうか可愛い時期を満喫してください。小学生も中学生もわが子は可愛いですが、幼児期の子どもにはかないません!
2016年HAPPYマーケット当日、10周年には道新さんに取材してほしいと思っていた願いが叶いました。
「11年目からどんなことしたいですか?」
よく聞かれますが、いつも通りなだけ。事前に「10周年として特別な企画ありますか?」と聞かれた時も、「いや~いつも通りなんです」。
でもそういうわけにもいかず、一生懸命考えました。そして出てきた言葉。
「いろんな体験を通してそれぞれ自分らしさを見つけられる場づくりをしたい」
です。
人はみんな違います。当たり前のようでいて、これを納得するのは難しい。あの人みたいに綺麗じゃない、あの人みたいにいいお母さんになれない、あの人みたいに仕事できない、そうやってできないことに注目するのはもったいないこと。自分ができることを探しましょう。いろんな体験をして、みんなの力を借りて。みんなのHAPPYマーケットだから!
記者さんの質問のおかげで11年目のイベント・おもちゃ・木育・コーチングどの分野にもつながるテーマが見えてきたところで、10年の歴史ブログはおしまい。
長いブログにおつきあいいただいてありがとうございました。次は2016年HAPPYマーケットのレポートをアップします!
mother’s space ミーナ代表/北海道認定木育マイスター/認定NPO芸術と遊び創造協会おもちゃコンサルタントマスター/保育士/幼稚園教諭/株式会社コーチングプラス認定子育てコーチ/一般社団法人日本メンターコーチ協会認定メンターコーチ/子どもとメディアインストラクター(北海道)