札幌市 常設子育てサロン支援者/子育て・家族支援者 合同研修会

今日は札幌市常設子育てサロン支援者/子育て・家庭支援者合同研修会で講師をさせていただきました。

「心がつながるよいおもちゃ〜遊びを広げるおもちゃ選びのコツ〜」と題して、「乳幼児とメディア」「おもちゃ」「手作りおもちゃ」「ゲームタイム」「おもちゃ制作」を、約100名で、2時間。

大きなスクリーンにパワーポイントの資料がうつるはずでしたが、まさかのプロジェクター故障で映らず。パワーポイントの印刷物は文字が小さくて皆さんがちょっと不便だったのではないかなというのと、写真をお見せできずに残念でしたが、全体にはほぼ支障ありませんでした。機械にはそういうことあります。問題なし。

前半は乳幼児期の発達に必要な課題について、電子メディアの心身への影響について、おもちゃの選び方・遊び方について。

理論中心のこのあたりで、時間的にも疲れてきたかなという感じになったので、ちょっと早めにゲームタイム。全員でフランスのカードゲーム「ドブル」をやりました。

後半は手作りおもちゃの素材や実際のおもちゃを紹介。そして、最後に制作タイムです。おもちゃを作っている時やそれ以外の時、どうやって子どもや保護者の方を承認すると嬉しいのか、具体的なコツもお伝えしました。コーチングのスキルは、家庭支援にとっても役立ちます!

さて、最後の10分で東京おもちゃ美術館で教えてもらった紙コップにわとりを制作しました!

「出来上がったら鳴らすの練習してみてくださいね~」と言うと、何しろ人数が多いため、にわとり小屋のように賑やかになりました!

コケコッコ・コケコッコ・コケコッコ―!! あっちでもこっちでもコケコッコー!

鳴らしてもらうと、完成したかどうかがわかりやすい!

人数が多い時は後ろに座っている方にも届いているか、途中近くに行って様子を見ます。なるべくうしろに行ってカードゲームに参加したり、制作の時に話しかけたり。保育の授業で人数が多い時は、一番後ろの席に座ってみたりしてました。一番前と、一番後ろとでは全然見え方が違うのです。熱心に一番前でうなづきながら聞いてくださる方と同じように、一番後ろの方も大切に進めていきたいと思っています。

「とさかが面白いな」、と思って制作過程を見ていたら、できたのはにわとりじゃなかった! 一番後ろの席の方の作品。このアレンジ力、素敵です。

「おもちゃが見たい方は後でステージに見に来てくださいね」とご案内すると、講座修了後まもなく、もはや中に入れないくらいの大混雑になりました!

札幌に引っ越してきたばかりの長男1歳半の頃、札幌市子育て支援総合センターがオープンしました。ママ友とお弁当を持って遊びに行ったことを思い出します。

それが数年を経て、子育て支援総合センター主催で講師をさせていただけるなんて、本当に嬉しい1日でした。保護者の方にお伝えするためのメディアに関する情報や子どもの発達、乳幼児期に必要な経験に関する知識、メディアから離れた後の楽しいおもちやの提案をそれぞれの現場で役立てていただけたら嬉しいです。

ご依頼してくださった札幌市の先生方、2時間びっしりの研修を意欲的に受け取ってくださった支援者の皆様、貴重な時間をありがとうございました。

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