9/16 遊びを見つけるおもちゃセミナー レポート

9/16土、東京おもちゃ美術館から、岡田哲也さんが来札し、「遊びを見つけるおもちゃセミナー」を開催しました。午前は親子対象で、小さな子どもたちや小学生が、お父さんお母さんと一緒にたくさん遊びに来てくれました。ひとつのおもちゃでいろんな遊び方ができることが、ゆったりじんわりみんなの中に伝わっていきます。

「おーい」「見えた見えた〜」。

こんなに小さな穴の隙間からコミュニケーション。

次々と繰り広げられるおもちゃの魅力にみんなが夢中になっている中、黙々と自分の興味に集中する子もいます。

いろんな遊び方、いろんな時間の流れがあって、見守る大人がいたら、子どもたちは安心して遊ぶことができます。

時間や場所に制約が多い今の子どもたちにとって、遊びに理解がある大人はとっても大切な環境のひとつです。子どもを取り巻く環境は、物だけではないのです。

おもちゃを使ってまわりの人とつながることができるのもいいところ。

どうやって遊ぶ?

おもちゃを見て、考えて、相手と関わることができる遊びの力があれば、どんなものでもおもちゃに早変わりします。

「石ころでも遊べる」のは、遊ぶ力があるからで、遊びの経験があるからだと思います。なかなか遊ぶ力が身に付かない今、こうして休みの日に遊びながら学ぼうとする大人って素敵だなと思います。考え方が変われば行動が変わり、結果が変わります。

遊びを通して子どもたちとの毎日を楽しく、心豊かなものにしてほしい。そのために役立つものを提供したいといつも思っています。

おもちゃを持って歩いてみよう。部屋中を使って、小さなおもちゃでダイナミックな遊びを。

そういえば、うちの子どもたちもよくおもちゃを使ったかくれんぼをしたり(ラベンスバーガーのテディーメモリーのカードをよくかくしていました)、かえるさんジャンプをお風呂のへりからジャンプさせてみたり、積み木どうしを組み合わせてピタゴラ装置を作ったり、家にあるおもちゃを一カ所に集めて色別に並べていたり、大人には思いもよらないいろんな遊びをしていました。

木のおもちゃは「どうやって遊ぶんですか?説明書は?」と聞かれたり、遊び方がわからなくて戸惑う子どもたちもいます。

でも、遊びって決まりはないんです。アナログゲームだって、今いる子どもたちに合わせて数を増やしたり減らしたり、小さな子は違う条件にしてあげたり、「ここにいるみんなで楽しく遊ぶにはどうしたらいいかな」って考えて、「今日のルール」をみんなで共有できればいいんです。

あ!こんなところにもいましたよ!

午後からは少人数でゆったりと。私も大好きなビルディングビーカーでみんなで遊んだり、

お待ちかねのラキューで作品を作ったり。

作った作品が立った!ラキューっていろんな可能性があるな~。


ここに作った作品をくっつけたい!

どこにしようかな

どのパーツでつけようかな

真剣な表情が本当に可愛い!


机の上に打ち上げ花火も作りました。


プレゼントしてもらった杖で最後のご挨拶。

本当に楽しい時間でした。

私もとっても勉強になりました。保育士になる学生たちになかなか言葉で伝えるのがむずかしい「遊ぶ力」を身に付けるためのヒントをもらったと思います。受け取った学びを具体的に学生に伝えるにはどうしたらいいか考えたいと思います。

他にもたくさんの遊びのワークショップがあります。ぜひまた札幌に来ていただいて、一緒に遊びたいと思います。その時には親子でも、おひとりでも、ぜひ岡田さんに会いに来てくださいね!

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