3.42017
苫小牧 おもちゃの広場 ~アンケートからの学び~
苫小牧在住のお子さんがまだ小さいママから、「おもちゃ講座をしてほしいんです」とご連絡をいただいてからあっという間の当日。吹雪の中、高速で苫小牧まで行ってきました。会場は三ツ星本店。広いホールです。思っていた以上にたくさんのママが集まってくれました!
木育おもちゃ・道南杉ブロック「スギックモック」・ふきのとう文庫の布おもちゃ・手作りおもちゃなどを広場スペースに出しました。
せっかく行くので、おもちゃ講座も、アナログゲーム講座も、手作りおもちゃ紹介も!と、盛りだくさん。
まきこちゃんが朝早く来てくれました!この日はお客さんだったので、お子さんとのんびり遊んでいました。素敵。
ネットショップ、おもちゃの森sapporo*の杉浦さんご夫婦も朝早くから1日一緒に参加してくださいました。白老のおもちゃコンサルタント仲間もお手伝いにきてれて、心強い1日でした。
今回声をかけてくださった塚本さん。お子さん小さいのに行動的で、素敵な方でした。「呼んでもらえるようになりたい」とずっと思っていたので、実現できてとっても嬉しかったです。
午前おもちゃ講座、午後アナログゲーム講座をしました。参加された方の感想です。
<おもちゃ講座 感想>
*つい病院の待ち時間など、スマホを見せることがあったのでこれから何かおもちゃを持っていこうと思います。
*ひとつのおもちゃを通じてその子の成長段階や性格を見て、知ることができるという話が興味深かったです。今一度、家にあるおもちゃを見直してみようと思いました。
*シンプルなおもちゃの重要性がわかりました。自分で遊び方を考えたり、発達が目で見えることが面白かったです。木のおもちゃは良いですね。子どもと一緒に遊ぶ時間を作ります。
<アナログゲーム講座 感想>
*ゲームの選び方・遊び方・対応の仕方などとてもわかりやすくて勉強になりました。
*アナログゲーム自体やったことも見たこともなかったのでいろいろ知ることができてよかったです。家族でやってみたいと思います。
*アナログゲームを取り入れてなかったけれど、どこから始めるといいか、どう関わればいいかわかり、これからの子どもとの時間が変わる気がしました。「おもちゃは子どもで」の考えが変わりました。
今回、アンケートの中に、「物足りなかった。聞きに来た意味がなかった」と、書かれているものがありました。はじめはいつもやっているカードゲームをやる予定でしたが、赤ちゃんをだっこしている方が多く、足元の遊びコーナーに小さい子が遊んでいて移動もむずかしく、体験タイムが取れなかったことが原因かなと思いました。
ゲームをはじめて見たり聞いたりする方も、少し知っている方も、ゲーム会を主催する方も同時に参加している中で、赤ちゃんや幼児さんがたくさんいて出入りがある中で、全員に満足していただくのはなかなか難しいことだと痛感しました。
それでも、後から考えてみればまだ工夫できる要因はありました。どんな状況でも、ちょっとした工夫でゲームを楽しむことはできます。
人は、やはり自分のこととして参加できないと満足することはできません。子どもは主体的に参加することで意欲が育っていきます。大人も、「自分の生活の中でどう生かせるのか」のイメージができたり、「やってみて楽しかった」という実感ができてはじめて満足できるのだと思います。
保育の専門学校に勤務しはじめた頃は、学生に幼児向けの制作を教えていました。現場でやっていることが必要だと思ったからです。でも、それでは簡単すぎて興味を持たない学生が出てきました。そのため、今は「大人が楽しい」を軸に授業を進め、「この楽しさをどうしたら子どもたちに伝えることができるか」という視点でやっています。
せっかく来てくださったのに、満足のいく内容をお渡しできなかったことに落ち込みましたが、もう終わってしまったことだし、新しい学びのヒントをいただいたと思って次に生かしたいと思います。今回は、「どんな状況でもゲームの楽しさを体感できるような工夫をすること」が一番の学びだったと思います。
言い訳せずに、その状況の中からできることを探して、よりよい講座ができるように、工夫していきたいと思います。そして、30枚のアンケートの29枚は満足していただけていたことも忘れず、自己承認しながら、またいい講座を追及していきます。
mother’s space ミーナ代表/北海道認定木育マイスター/認定NPO芸術と遊び創造協会おもちゃコンサルタントマスター/保育士/幼稚園教諭/株式会社コーチングプラス認定子育てコーチ/一般社団法人日本メンターコーチ協会認定メンターコーチ/子どもとメディアインストラクター(北海道)