ふれあい囲碁 ~小樽高等支援学校と、ミャンマーBOOK&TOYライブラリー100~

昨年に続き、囲碁の安田九段が小樽高等支援学校に来校されるとお知らせをいただいて、全校生徒参加のふれあい囲碁に参加してきました。

小樽高等支援学校では「ミャンマーTOY&ライブラリー100」に関わっており、木工科の生徒さんが作成した囲碁盤をミャンマーに寄付しています。「ミャンマーBOOK&TOY ライブラリー100」は、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会と、ブリッジエアージャパンが進めています。

ミャンマーBOOK&TOYライブラリー100  http://booktoy.strikingly.com/

はじめに安田九段が檀上でルールを説明します。およそ30秒。シンプルなルールなのです。

説明が終わったらどんどん対戦していきます。

去年交流した木工科の生徒さんと会うことができました。3年生になり、就職が決まったそうです。嬉しい再会。「やろうやろう」と囲碁やりましたが、今年も負けてしまいました・・・。

ふれあい囲碁終了後は木工室で制作についてのお話を聞かせてもらうことができました。

碁石(石じゃなくて木ですが)は、引き出しに収納されています。碁盤の線は描いているのではなく、組み木だそうです。技術が高くて本当に素晴らしい。私は学校祭へ行くといつも木工科に一番に並ぶため我が家には木工科の生徒さんたちの作品がたくさんあるのですが、これだけは手に入りません。本当に時間がかかるそうです。

側面にはプロジェクトの名前がレーザーで刻印されています。ミャンマーは日差しが強いため、すぐに消えてしまわないようにいろいろと工夫されていました。

プロジェクトに参加しやすい仕組みも作られていました。完成品と比べると、いかに丁寧に作られているかがわかります。

ミャンマーからのお礼のお手紙が、校長先生より紹介されました。こうしてつながりを実感できる教育が素晴らしいなと思います。

2回ふれあい囲碁に参加してみて、ようやくその本質に触れることができました。安田九段の本当に優しいお人柄があふれるふれあい囲碁は、勝敗というよりはコミュニケーションツールなのだと腑に落ちました。どうぶつしょうぎは勝敗が大事なので正反対。どちらも取り入れて、学生にいろんな価値観を伝えていきたいとイメージが膨らみました。

この日が長男の合否発表だったので気もそぞろでしたが、行ってよかったと心から思える時間でした。

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