保育に役立つコーチング 〜自分を知り、相手を知るコミュニケーションスキルを学ぶ〜

通常保育が終了してからの18:30〜20:30、コープさっぽろ保育園aurinkoさんにて、コーチングを中心とした保育士研修をさせていただきました。aurinkoさんは北欧の子育て、保育観をベースにされていて、園内もあたたかみのある雰囲気でした。

コープさっぽろ保育園aurinko

今回は2回にわたってコーチング研修をご依頼いただいたので、はじめから11月の再会を意識して講座を構成しました。

前半はコーチング基礎理論の座学です。「保育の中でどう使えるのか」をイメージできるようになるべく具体的にお伝えしていきます。江別の園からも数名いらっしゃって、前半はちょっと緊張気味。

北欧にはfika(フィーカ)というおやつタイムがあるそうで、珈琲とシュークリームをいただきながらの研修です。素敵✨もちろんコープさっぽろで購入されたものですが、ケーキ屋さんで購入したのかと思うほどにカスタードクリームが濃厚で美味しかったです。

1時間経ったらアナログゲームでちょっとアイスブレイクもしながら後半は3グループに分かれてワークとシェアをしていきました。

コーチングの職員研修は今年1月も幼稚園にてさせていただきましたが、園長先生や主任の先生と新人の先生が同じテーマで意見を出し合うことで、自然ととてもいい学びにつながります。保育について、自分自身について、普段話すことのないテーマを同じ立場で話すことが、自分でも気づかなかった自分自身に対する理解、相手への理解につながります。

「なぜ保育の道を選びましたか?」の質問は、学生にも現場の先生にもよくさせていただく質問ですが、この日はいろんな答えを聞くことができました。「職場体験で保育園に行ったから」「子どもの前だと素直な自分でいられたから」「学校の先生にすすめられたから」「子どもが好きだから」。

保育士資格を取得するには勉強も実習も必要で、現場も楽ではない仕事です。今現場にいる先生方はこの初心から数年を経て、再び自分の意思で保育を選んでいるはずです。そうして同じ場で子どもたちも含めて一緒に長い生活していることは、大切な、本当に価値あることだと思います。保育現場は、毎日一緒にいることでしか感じられない、言葉にできない喜びがあります。でももちろん大変なこともたくさんあって、目の前の忙しさで大切なことが見えにくくなることも多々あります。そんな時コーチングで「どんな毎日を送りたいのか」を思い出して、具体的な行動につなげていってほしいと思うのです。

「保育も知ってるハートフルな三奈さんにどうしてもやってほしい!」と、数年ぶりにご連絡をいただいての研修でした。内面からの大きな気づきに出会ったであろう場面や、先生方の曇りない笑顔に、本当にやらせていただけてよかったと実感しました。楽しかった!

保育士は保育園だけでなくたくさんの施設での勤務をすることができます。そのため、私は保育士は赤ちゃんや幼児のお世話をするだけではなく、小学生と関わることも障害のある方と関わることも大事だと考えているし、保育園に勤めていなくても、保育を学んだ者として、身近な人が子育てに悩んでいたら専門職としてママをサポートする声かけができるようになってほしいと願って学生にもいつも伝えています。私は今は保育園勤務ではありませんが、学生を育成したり、現場の先生方におもちゃや遊びを伝えることは保育士としての仕事だと思っていて、だから、現場の先生方は保育の仲間だと思っています。

現場に行って素敵な先生方にお会いすると、現場っていいなと思います。今回の気づきを生かして月曜日から子どもたちと一緒にまた1歩進んでもらえたら嬉しいです。終了直後の晴れやかな表情の集合写真。楽しかった2時間の記憶が蘇ります。皆さんいい保育されているんだろうな。私も一緒にお散歩行きたくなります。

最後は次回の11月までにチャレンジすること宣言をします。「先生方が生き生きしていることが子どもが生き生きすることにつながるので、プライベートのことでもいいですよ~」とお伝えしたら、目標はひとり3つなので、子どもの発達に関わる目標の中にダイエットや週2日禁酒といった目標もちらほら。 あら私も! 一緒に頑張りましょう。

さて、どんな4カ月になるでしょうか。「痩せて再会しましょう」と誓って解散しました。再会が楽しみです。

  • 保育に役立つコーチング 〜自分を知り、相手を知るコミュニケーションスキルを学ぶ〜 はコメントを受け付けていません
  • 講座報告・レポート

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る