4.22018
2018春休み☆親子アナログゲーム会 レポート
春休みの親子アナログゲーム会を、2回開催しました。
まずは、まなびやカフェあけぼの分校給食室にて。
4歳さんが多かったので、ルールがわかりやすくてみんなで盛り上がれるゲームをやりました。木のスプーンで、指定された色のマーブルをすくいます。これがなかなかむずかしい。
缶入りのおさかな釣りは、託児でもゲーム会でも重宝しています。磁石で缶の中のおさかなを釣るのですが、何しろ磁石だからそーっと入れないと缶に磁石がカチッとくっついてしまいます。「静かな心でね」とお話すると、みんな慎重に釣り糸をたらして夢中になります。
アナログゲームが楽しい4歳〜5歳頃は、負けたら悔しくて、思った通りに行かないとイライラして、感情の調整が自分だけではうまくできないことが多々あります。対応方法はいろいろありますが、「興味の対象を他に移す」のも方法のひとつです。
マーブルすくいでだんだん機嫌が悪くなって泣きだした(よくあることです)男の子は、涙が乾かないうちに満面の笑みでおさかなつりに夢中になり、「ぼくはもうやらないけど、みんなはマーブルすくってていいよ」と、気持ちよく思えるようになっていました。「同じ空間で、お友達いることを感じながら別の遊びをする」のは「一緒に遊ぶ」ひとつのかたち。完全に別々なのではなくて、お互いのやりたいことを尊重して、気持ちを向けながら同じ空間で時間を共有するには、信頼関係が必要です。そこにはひとりひとりを大切にする大人がいることが必要。ゲームを通して色や数や空間認識など身に付くのもいいことですが、どう関わっていくのかということもとっても大切なのです。
小さい子たちはカードゲーム「レシピ」をかるたのようにして遊んで盛り上がりましたが、小学生はメニューカードを見てぐざいを集めていました。シンプルでわかりやすいカードは対象年齢の幅が広く、いろんな遊びが展開できます。
さて、こちらは春休み2回目のYUMEWKITTO HOUSEさんでの開催です。小さな子どもたち中心の日でした。
まずはスティッキー。ちゃんと説明を聞いて順番を待って、全員一緒に遊べました。
かるたのように遊んだ後は、メニューのぐざいを集めるルールで。
親子アナログゲームでは、他の子どもと遊ぶ姿を見ることで自分の子どもの得意・不得意がわかります。
手前はナインタイル。面白すぎて、だんだんみんながいなくなってもひとりでずーっとやっている幼児さんがいました。
奥はドブルキッズ。年齢差がある時はゲームの選び方、進行のスピードなどいろいろと気を付けないとみんなが楽しく過ごすことがむずかしかったりするのですが、小さい子に「見える?」「遠くない?」「わかる?」など、自然に話しかけている子がいて、とってもいい雰囲気で遊ぶことができました。自分も遊びながらまわりに気を配れるなんてすごい!
さっきみんなで遊んだゲームをお父さん、お母さんと一緒に。ルール説明も一生懸命してました。
テディーメモリーもいろんな遊び方ができるカードゲームのひとつ。2歳くらいのうちはただ順番に渡すだけでも十分やりとり遊びが成立します。だんだん「おんなじ探し」ができるようになり、記憶することができるようになり、遊びの種類が広がります。子どもの成長が目に見えてわかるのがアナログゲームのよさのひとつです。
最後にやったゲームは「キャプテンリノ」。バランスゲームは負けてもそんなに悔しくないので、勝ち負けにこだわる時期に取り入れるのはとってもおすすめです。ルールが簡単で、年齢差があっても遊べるところもいいところ。
手前の男の子は何をしているかというと・・・・・
倒れたらどうしよう!!!
と、心がいっぱいで見ていられないのです。可愛い!!
でもやっぱり気になる。
この直後に倒れたのでした!
とっても楽しかったゲーム会でしたが、最後にお父さん、お母さんから聞かれたのは「大人だけで遊びたい!!」。
やっぱり「自分が」やりたいですよね。大人のゲーム会も、新年度また企画していきたいと思います。皆さん一緒に遊びましょう♬
mother’s space ミーナ代表/北海道認定木育マイスター/認定NPO芸術と遊び創造協会おもちゃコンサルタントマスター/保育士/幼稚園教諭/株式会社コーチングプラス認定子育てコーチ/一般社団法人日本メンターコーチ協会認定メンターコーチ/子どもとメディアインストラクター(北海道)