アナログゲーム入門講座開催しました! ~協力ゲームで子どもの世界を広げよう~

今日は自宅サロンで、アナログゲーム入門講座でした。体調不良などキャンセルが相次ぎ、贅沢なプライベート講座になりました。前半は終わったばかりの長男の受験についての話。話をしているうちに、小さいころからアナログゲームを通して関わってきてよかった、と、やはり講座の内容へとつながっていきます。

今回は基本の内容に加参加された方の子さんの年齢や、お仕事に生かすことができそうな内容などを加えての進行にしました。写真は今日ご紹介したゲームです。

はじめてアナログゲーム講座に参加される場合は、アナログゲームの魅力について、年齢別のポイント、ゲームの選び方、よくある質問(年齢差がある時はどうしたらいいか?など)、ゲームの種類などをお伝えしています。2回目以降の方が多い時はひたすらゲームタイム。お子さんがいる時も理論はあまりやりません。

まずは幼児さんの、はじめのゲームについて。この時期にぜひ遊んでほしいのが同じカードが2枚ずつのメモリーゲームです。大人は同じカード2枚、と見るとまず神経衰弱をイメージしますが、かるたのように遊んでもいいし、子どもと順番にお話を作ってもいいし、かるたのように同じ絵を探す遊びにしてもいいし、子どもたちが小さかった時は、部屋の中に隠して宝さがしのようにして遊んでいました。枚数を減らしておんなじカード探しもいいですね。お子さんの年齢や様子に合わせて自由に遊んでいいんです。

今日のテーマは「負けて悔しがる」子どもにどう対応したらいいか、でした。年長くらいになると、勝ち負けがわかるようになります。勝ったら嬉しい、負けたら悔しい。

「負けて嫌だったからもうやらない!」→気まずい雰囲気→大人ももうやりたくなくなる

この構図、どのお子さんもそうなんです。ここで諦めないでほしいなと思ってます。なぜならうまくいかなかった時が一番成長する時だからです。その子がどうやって嫌だった経験を乗り越えるのか、遊びの中で解決していくところを見守ってほしいなと思っています。それが、実際の生活の中での困難を乗り越える力につながっていくからです。

どうぶつしょうぎの勝敗に偶然はありません。自分の指した手で勝ち、自分の指した手で負けます。イベントでどうぶつしょうぎコーナーを担当して、激怒する男の子を何人も見てきました。でも、それが大事なんです。遊びの中でしっかり感情を体験して表現すること、そこからどうするか考えること。

確かにちょっと、いやけっこう面倒だし、大人も嫌な気分になります。その後、子どもが次回頑張るチャンスを作っていますか?どうして勝てなかったんだろう、どうしたら勝てるんだろうと、考えるチャンス、再チャレンジするチャンスを作っていますか?現実生活で急に課題に直面するより、遊びの中で乗り越える課題を持って、「できた」「頑張った」経験が子どもを大きく伸ばします。

おばけキャッチは得意な子と苦手な子が分かれます。ひとりで練習する子を何人も見ました。「勝ちたい」「もっとやりたい」と、経験を積むことが子どもの意欲を育みます。

一方で、勝ち負けのゲームに行き詰まったら、勝ち負けなく遊べるゲームを選びます。パーティーゲームや、協力ゲームがあるのを知っていますか?

テレストレーションはお題に合わせて絵を描いて、次の人が絵を見て文字を書いて、さらに次の人が文字を見て絵を描いて、と伝言ゲームのように続けていき、最後に答え合わせをするゲーム。絵がうまくなくても伝えるセンスがある人もいたりして、必ず盛り上がるゲームです。人数が多いほど楽しいゲームなので、「誰かと遊びたいな」という気持ちにさせてくれます。

「パンデミック」は、最近我が家で一番登場している協力ゲーム。各自の役割(人によって違う)を最大限に生かしながら、世界に病原体が蔓延するのを防ぎます。自分たちが勝つか、ゲームが勝つかの協力ゲーム。1時間近くかかるため、何度もできないところがまた真剣になります。「今度こそみんなで協力して勝ちたいね!」と、結束が強まります。

「ザ・ゲーム」は、数字を並べていくだけのシンプルな協力ゲーム。数字を並べていって終了時にカードの残りが9枚以下なら自分たちの勝利です。ひとりでもパズルのように楽しめます。じっくり取り組む感じがとてもいいゲームです。

兄弟の下の子が小さくて上の子とだけやる場合、または上の子が部活などでいなくて下の子とだけやる場合、一人っ子のお子さんと関わる場合など、ふたりでゲームがしたい時はふたり用のゲームがおすすめです。人数が多いほうが楽しいゲームは、できるからといってふたりでやっても、すぐに予想がついたりして、面白くないものがけっこうあります。

私はよく次男と1時間くらいかけて寝る前の時間おしゃべりしながら、ただただパズルをよくやりました。200ピースのこのパズルで小学生の次男と私で小一時間。いろんな遊びを知っていると、疲れたなと思っても無理なく子どもと関わることができます。終わらなかったらそのまま置いておいて翌日続きをやってもいいですね。とってもよかったので、ゲーム以外ジャンルでひとつご紹介しました。

最近は長男が受験で派手に遊べなかったこともあり、さっと終われる対戦ゲームを時々していました。「R-rivals」は、ラブレターと同じカナイセイジさんの作品。ゲームには作者名が箱に書いてあることが多く、ゲーム選びの参考になります。短時間で終わる、相手との心理戦が絶妙に面白いゲームです。軽いし、安いし、お子さん大きくてちょっと遊びたい方にはぜひ。(在庫はあとふたつで1,300円です)

最後に手を使ったり、動きのあるゲームをご紹介しました。

ドクターエウレカは、3つの試験管を使って、3色2つずつの玉をカードに描かれている通りにうつしていくゲーム。早く完成した人がカードをもらえます。焦るとこぼれるし、(こぼしたらその回は失格!)落ち着いて、でも早く作業することに夢中になります。

マタンガは、最近とても人気があります。必要な方もいるかもと思い、シートの拡張セットを入荷しました。基本セットでは、ランダムに描かれた数字を1から順番に丸つけていきます。鉛筆を持っていない人がサイコロを振っていて、ペンの絵が出たら、今書いててるのに、鉛筆奪われてしまうんです!奪う快感、描き切れないもどかしさで、笑いが絶えないパーティーゲームです。

現在在庫しているゲームはこちらです。ご予算に合わせたコーディネート、ゲームセレクトなど致します。種類が多く在庫数が少ないため、売り切れになりやすくなっています。お取り置きの希望などありましたらご連絡ください。また、送料はご負担いただきますが、発送することもできます。

最近はリュックにゲームをしょって歩いています。昨日は、「歩くジャパネットたかた」と言われました。しょって売れずに帰ってきたことは今のところないです。「今日会うあの人には絶対このゲームいい!!」と、選んでからしょっているからです。私に会う予定がある方で、ゲームを見てみたい方は声をかけてくださいね。発送せずに自宅に来ていただいてる方もたくさんいます。

いいものは、「へ~、すごいね」で終わっては意味がないと思っています。ひとつでもいいから、自宅でお子さんと遊んだり、職場で使っていただいたりしてはじめて文化が根付きはじめると思うのです。

モノは変わっても、立ち上げ当初の2006年から「販売」を大事にしているのは、文化を家庭に定着させたいからです。ぜひご家庭や職場にぴったりなゲームを手に入れてください。目の前の大事な人との時間の共有に、便利に使ってください。子どもの遊びに「付き合う」のではなく、お互いに一員として遊びの時間を共有して、自分やお子さんの得意や苦手を知って、人ってそれぞれ違うんだと知って、楽しい日々の生活のために役立ててください。

ゲームをしている時間は、みんな他のこと考えていません。次に出す数を考えながら夕飯のおかずを考えていたりはしないものです。「今」に集中できるので、短時間でも、ゲームが終わるとみんな「なんでかわからないけどスッキリした」「癒された」と言うのをよく聞きます。

子どもが勝ち負けにこだわるのは、基準が勝ち負けだからです。大人が勝ち負け以外の楽しさを知って、その世界を子どもと共有できたら、子どもは勝ち負けではない基準を知ります。「人と関わるのって楽しい」「課題を乗り越えるのって楽しい」、そう思えたら人生の幅が広がります。

おもちゃでも、ゲームでも、「時間の共有」が大事だなと思ってます。楽しい時間を共有するには、道具を知っているほうがいい。幼児には幼児の、小学生には小学生の、中学生にも、大人にも、思わず夢中になれるゲームがたくさんあります。ぜひ学んで遊んで、活用してほしいと思ってます。

子どもが大きくなると忙しくなってなかなか遊んでくれません。子どもが小さいうちはたくさん一緒に遊びましょう。子どもとの幸せな時間を、電子ゲームに奪われていませんか?大人が本気で作った電子ゲームが面白いのは当たり前。電子ゲームに向かっている時間を、今必要な経験に向かわせるには、大人の学びと遊びが必要です。

 

今月のアナログゲームの時間は、3/9(木)大人が遊ぶ☆アナログゲームカフェ、3/14(火)アナログゲームを知ろう!アナログゲーム入門講座、3/30(木)春休み!親子アナログゲームで遊ぼう!の3回です。全て違う場所での開催です。日程・場所のタイミングが合う方、ぜひ一緒に遊びましょう!

<mother’s spaceミーナ アナログゲーム講座予定>

3/9(木)大人が遊ぶアナログゲームカフェ @まなびやカフェあけぼの分校給食室(手稲区曙)

参加費:3,000円(ランチ・ドリンク付)

https://ws.formzu.net/dist/S85693375/

3/14(火)アナログゲームを知ろう!アナログゲーム入門講座 @YUMEKITTO HOUSE(厚別区)

参加費:2,500円

https://www.facebook.com/events/1667105393589654/

3/30(木) 春休み!アナログゲームで遊ぼう!(新小1以上) @男女共同参画センター エルプラザ健康スタジオ2

参加費:1,500円 子ども:500円 別室託児:500円(ミーナヨガ教室と同室託児になります)

https://ws.formzu.net/dist/S17204028/

 

<mother’s spaceミーナ アナログゲーム以外のミーナイベント予定>

託児付ヨガ教室 @男女共同参画センターエルプラザ 健康スタジオ

3/16 3/30 4/13 4/20

参加費:1,500円 託児:1,000円

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P93125938

3/22(水) どんどんテイネ (手作りおもちゃ・アナログゲームの販売をします!) @やわらぎ斎場手稲

https://www.facebook.com/events/238261886614526/

3/30(木) 春休み!親子ヨガ体験(新小1以上) @札幌市男女共同参画センターエルプラザ健康スタジオ

参加費:1500円 子どもひとり500円 別室託児500円

https://ws.formzu.net/dist/S42074661/

4/17(月)自宅サロン コーチング講座(自己理解) @菊地自宅(西区琴似)

参加費:1,500円 子連れ参加可。

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P60380809

 

【認定NPO法人日本グッド・トイ委員会資格認定】おもちゃインストラクター養成講座

5/13(土)・5/14(日)  8/26(土)・8/27(日)  10/28(土)・29(日)

場所:こども學舎(西18丁目)

受講料:10,000円

※受講時間内、託児があります(有料。要予約)

※認定NPO法人日本グッド・トイ委員会の資格認定講座です。

※理論と実践のバランスのとれた即戦力になる講座です。

※8時間の全国統一カリキュラム。履歴書に資格を書くことができます。

詳細が決まりましたら改めてアップします。

<おもちゃインストラクター養成講座>

http://goodtoy.org/expert/ti_index.html

 

皆様と一緒に過ごす時間を楽しみにしています!

 

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