「ネット社会と子どもたち ~今、私たち大人にできること~」を開催しました。

こんにちは。ミーナです。

札幌市立小学校終業式の12/22、NPO子どもとメディアの専務理事、古野陽一氏による「ネット社会と子どもたち ~今、私たち大人にできること」の講演会を開催しました。当日はお天気も悪く、子どもたちの帰宅時間が早いという条件の中、たくさんの方が集まり、一緒に学ぶことができました。古野さんの講演会を主催させていただくのは2回目、今回も新しい学びがたくさんありました。
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現在中3、小6の我が家の子どもたちは、森の幼稚園に通っていました。電子ゲームはもちろん、テレビはダメ、キャラクターもダメ、8時に寝かせて6時に起こす(遅めになるとすぐばれて職員室に呼ばれます)、習い事ダメ、字も数字も教えてはダメ、とにかく幼児の時期は幼児の発達に合わせて身体を作ることが大事にされている森の幼稚園。室内ではさくらさくらんぼのリズムでピアノの音に集中し、身体の様々な部分を鍛え、外では季節ごとの自然を感じて生活する園でした。春は山菜、秋は山葡萄を食べ、冬はもう山の新雪を尻滑りし放題。

長男が小1になり、普段カバーがかかっているテレビも、ポケモン30分間解禁になりました。まるで映画を観るかのように楽しみにして30分番組を観ていました。テレビについて気を付けていたこと、それは番組が終わったら自分の意思で消させること。テレビは面白いに決まってる。もっと観たい。でも、観たい番組が終わったら、ちょっと我慢して自分の決断で消すこと。まずはこの自己コントロールを目指しました。

次の関門は電子ゲーム。けっこうみんな持っててあたり前なんですよね。でも、絶対まだ必要ない。だから、子どもたちには「脳は8歳までが一番成長するんだよ。そんな大事な時にゲームしてたら脳の成長止まっちゃうからね」と、直接話をしたりしてました。ちゃんと話をすると、子どももしっかり納得してくれます。

というわけで、長男小5、次男小2ではじめて電子ゲームが自分のものになりました。それまで、友達の仲間に入れてもらえずに泣いて帰って来たり、サッカーの合宿に行ってもバスの中でゲームの話題についていくことができずに仕方なく寝た、という話を聞いたりして、「ゲームを与えないのは親のこだわりを通しているだけなんじゃないだろうか」「かわいそう」という気持ちもあり、葛藤してきました。

そろそろ限界かな、というちょうどこのタイミングでメディアの講演会を聞くことができました。そこで、ルール設定をしました。それが今も続いています。

我が家のルールは「総メディア接触時間2時間以内」。テレビ・ビデオ・電子ゲーム、合わせて2時間以内にすること。

でも、ルールを守るのって難しい。がっかりすることも多々あり。それでも、ルールがあるのとないのとでは全然違うと思うし、完全に禁止すると自由になった時に反動がくるだろうし、うまく通過してくれるように、子どもたちが大人になった時にメディアと上手に付き合えるように、日々実践あるのみです。

長男が5年生の時は、ゲームセンターの特定のゲーム機をやりたがり、何度も何度も連れて行きました。かかるお金はお小遣いから。やりすぎだなと思ったこともあったのですが、

「中学生になったら校則で禁止だからできないし、スーツ着たおじさんがゲームセンターで夢中になってるのはカッコ悪いし、今しかないんだよっ」

と言われ、妙に納得したのを覚えています。そして、ちゃんと通過して、一緒に通った5年生のあの時期以降、ゲームセンターのゲーム機には全く興味を示しません。

 

NPO子どもとメディアは九州にあります。もう何年も学びに行きたいと思いながらなかなか行くことができずにいます。北海道から学びに行ったのはおふたりのみ。そのうちのひとり、NPO白老お助けネットの中谷さんと、古野さんと、解散の前にパチリ。

ちなみに、北海道から九州に学びに行かれたおふたりが、「子どもとメディア北海道」を立ち上げられています。

子どもとメディア北海道 http://childmediahk.web.fc2.com/

メディアについて学び、現状や対応を伝えられるようになった上で、その時間をおもちゃやアナログゲームで遊んでもらえるように、いつか二本立てでできるようになりたいな。

NPO子どもとメディア http://komedia.main.jp/

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帰宅後、自宅用に購入した新しいアナログゲームを出すと、久しぶりに家族全員集まってゲームタイムになりました。

前々から欲しかった「パンデミック」。誰かが勝ったり負けたりするのではなく、みんなが勝つかゲームが勝つかという協力ゲーム。世界の都市に蔓延してしまう病原体を根絶するために、それぞれの役割を生かしてコミュニケーションを取りながら調査基地を作ったり、特効薬を作ったりしていきます。ルールを覚えるのに時間がかかりますが、面白いことがわかるから、みんな根気よく参加します。

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一度やるとまたやりたくなります。翌朝は次男と「ポーションエクスプローション」。ビー玉を使ったゲーム。これはふたりでも十分楽しい!

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<講座に参加された方の感想です>

子どもはまだ4歳・5歳なのでネットやスマホに接触していませんが、こんなに脳や神経発達に影響があると知り、怖くなりました。自分自身の身体の変調も思い当たるふしがありました。必要なものを必要な時間だけ、今日からはじめようと思います。

メディア対策の流れが「子どもたちにどう安全に使わせるか」に、大きく流れている感じがします。今日のお話を聞いて、改めて子どもたち(小中学生)にスマホは必要ないと訴えることができそうです。

 

これからも、子どもたちとメディアの問題については考えていきたいと思います。

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