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11.142016
10周年記念! 2016HAPPYマーケットレポート
こんにちは。ミーナです。
今日は11/2(水)に開催しました2016HAPPYマーケット当日の様子をご報告します。会場にいた方も、事情があって来れなかった方も、リトルプラスkazさんの写真とともにレポートをお楽しみください。
今年はスタッフ・出展者126名、来場者444名(うち子ども148名)、合計570名のイベントでした。
今年は一番に並んだ方が例年より早く、1時間近く待っていただきました。寒い中本当にありがとうございます。行列も長かった感じがしました。
10:15からは毎年ミーティングをしています。ところがその時間に託児予約の方を受け入れするため、毎年スタッフがなかなかミーティングに出て来れませんでした。そこで今回は受け入れ前の託児スタッフに受付をしてもらったらスムーズに。落ち着いて全員でミーティングに出ることができました。
今年も集合写真。「ほらみんな入って入って!」「もうちょっと机動かそう」「子どもたち前いよ~」などわいわい声かけあいながら取った1枚。今回はkazさんの他、北海道新聞の記者さんも集合写真を撮っていかれました。いつもの感じそのままでしたが、「何でしょうこの一体感。親戚の集合写真みたいでびっくりしました」とおっしゃってました。
行列が長かった割には受付が早く落ち着いたのは、スタッフがスキルアップしているのと、朝並ぶお客様は手順がわかってるからだと思います。「500円です」と言う前に、みんな握りしめていた500円玉をスムーズに差し出してくださるのです。その「あ・うん」の呼吸は朝並んだことのある方はわかるはず!
HAPPYマーケットにいつも並んでるスコーン。お財布を取りに行ってる間にセットがなくなってたので大きなスコーンを購入して、次に見たら完売でした!おもちゃの広場にどうしても紅茶のコーナーが欲しくて、市内の紅茶屋さんを検索して「ここだ!」と、直観したのがクリームティーさんでした。お店の場所が変わったり、イギリスに行かれたり、催事の時にスコーン売りのバイトをさせていただいたこともありました。長いお付き合いの仲間です。
ドーナツ&ベーグルkenonさん。朝はこんなに種類あったんですね!
やきがしやひとさじさんのお菓子をお土産したら、次男が「ひとさじのお菓子美味しいよね」と言ったのでびっくり。子どもって美味しいもの情報はしっかり覚えてるのね。
入口入ってすぐのブースは北海道水産林務部森林活用課。HAPPYマーケットも木育が浸透してきました。当日は道職員の方が1日出てくださるのがとっても嬉しいです。担当の方が転勤されても、ちゃんと引き継ぎしてくださって、ミーナのイベントを大事にしていただいていて感謝の気持ちでいっぱいです。
体験・販売も素敵な店舗がたくさん並びました。チュウゲンさんのアクセサリーは1点ものばかり。普段使いをしていつも「素敵ですね」と言われるのですが、ほんとうに重いです。チュウゲンさんにはいつかHAPPYマーケットに出てほしいと思い続け、地下歩行空間でお店を出されていた時に、すぐに出展をお願いしたのでした。
ムーンリーフさんのブースの近くはいつもいい香りです。本当に香りがお好きなのが伝わってきます。柔らかい笑顔と優しい話し方にいつもほんわかとします。
初出展の「kira hair work」さん。前日に美容室に行ってショートカットにしていただきました。当日朝も短くなった髪を編み込みしてもらい、素敵にセットしてもらいました。HOCORUの直ちゃんも朝アレンジしてもらって1日過ごしていました。ブースでは手編みのターバンでのアレンジしてもらえるメニューをやっていました。会場にターバンをした可愛いママが増えていきました。完売してしまったので、私は後日美容院に行きたいと思います。
なかなか思い切れずにいましたが、札幌に引っ越してきて13年経ってようやく「この人にならショートにしてもらっても大丈夫」と思える方に出会えて気持ちよくショートを楽しめて本当によかったです。
ボディケアはどこも静かに、心地よい空気が流れていました。ちょっと施術しているという感じではなく、短い時間の中に、深いところにまで届いているような感じがしました。
初出展のS-Lineさん。毎月お世話になっています。
vis-a-visさん。アロマとボディケアでいつも元気をもらっています。「よくなった!」とすぐに実感でき、パワースポットのようです。いろんな方に知ってもらえるのが嬉しい。
HAPPYマーケットになくてはならないブース「HOCORU」。今年もたくさんの赤ちゃんとママがベビマに出会い、タッチのあたたかさを受け取っていってくれました。イベントでの出会いがその後の子育てや自分自身を変えることがある。今年もHOCORUブースがあってよかったです。
出展者さんの笑顔、お客様の笑顔。HAPPYマーケットが終わって、Kazさんの写真を手にして、毎年ほっとします。
10周年を迎えたHAPPYマーケットの取材に来てくださった北海道新聞の記者さんとお話しているところです。記事は11/8(火)の朝刊に掲載していただきました。
毎年、託児室に様子を見に行くと、戻りたくないくらい居心地がよく、あたたかい空間です。
今回はひとつ、託児をご利用の皆様にお伝えしたいことがあります。ミーナの託児室がなぜいつもゆったりしているか、おわかりでしょうか。答えはたくさんあります。スタッフが子どもに対して愛情深く、経験もあり、安心できるから。よいおもちゃ、よい絵本を厳選しているから。子どもたちが落ち着いているから、もあります。
でも、一番大事にしているのは、子どもに対しての大人の人数です。
私は8年間保育士をしてきました。現在は保育専門学校で学生に保育を教えています。保育園では保育士の配置基準が「児童福祉施設最低基準」によって定められています。0歳は3人に対して保育士1名、1歳・2歳は6人に対して1名、3歳は20人に対して1名、4・5歳児は30名に対して1名です。毎日一緒に生活している子どもと保育士であってもこの人数だけで保育するのは大変です。0歳6人を保育士ふたりで受け持つと想定して、4人が泣いたら、どんなにあたたかい心を持った保育士でも、ふたりを抱っこするのは危険なので十分な対応をしてあげることができません。ましてやイベント託児ははじめての場所、はじめての保育士に慣れないお子さんもいます。ママとの信頼関係ができている証拠なのでそのこと自体は正常な発達で問題ないのですが、泣いている子どもを十分に見てあげるには大人の手が必要だということです。「ママがいなくて寂しい」だけではなく、子どもたちにも楽しい時間を過ごしてほしい。そんな想いで託児を調整しています。
私は泣いている子に十分対応できるように、イベント託児ではなるべく子どもふたりに対して大人1人を配置しています。直前に発熱や風邪などでのキャンセルは時期的に想定内で、多めの人数をお受けしていますが、今年は当日連絡なしで来ない方が例年よりも多かったです。予約はお約束です。あたたかい託児を保障するために、お子さんのお申込み状況と年齢を見て、その都度スタッフを増やしています。予約が入っているから他の希望の方をお断りしています。わかった時点で連絡をいただければ別のお子さんをお受けしたり、託児スタッフをお断りしたりすることもできますが、託児時間になって、待っても来ない場合はもうどうすることもできません。スタッフも託児に入っていて対応できません。
今年は、早い段階で申し込みをして「やっぱり子どもと見て回ります」「やっぱりキャンセルします」というキャンセルも多かったです。HAPPYマーケットの託児は希望されている方が多いです。希望される方お断りをして、当日無断キャンセルで空きが多いのはとても残念です。子どもたちを大切にしているからこそ、予約やキャンセルには誠意をもってほしいと思っています。来ないお子さんがいると心配したり、連絡したり、託児の時間がとられます。
保育は子どもの命を預かる仕事です。ミーナを立ち上げた10年前は、子連れででかけるのも大変で、託児付の勉強会ですらとてもありがたく感じました。今は託児サービスがとても増えました。いいことだけれど、何事もなくて当たり前だけど、短い時間とはいえママたちには「大事な命を預けているのだ」という感覚は持っていてほしいと思っています。
保育士不足は、大変な仕事なのに社会的評価が低いからだと私は思っています。LIXIL本館で華やかにHAPPYマーケットが開催されている中、託児スタッフが別館でしっかりと子どもたちを抱っこしています。託児スタッフはただただ笑顔で受け入れし、子どもと関わり、子どもの様子を伝えてくれます。仕方ない事情もわかります、もちろんきちんと連絡くださる方も多いです。でも、無断キャンセルが多いと、スタッフは会場に来てくれているのでミーナが赤字になります。赤字だと続けることができなくなります。HAPPYマーケットの託児は続けたい。みんなで保育について考えてほしいと思い、今年はあえてこちらに書かせてもらいました。託児について、予約について、約束を、大切にしてほしいのです。体調不良のキャンセルについて言っているわけではないのでご理解くださいね。
今年も無事HAPPYケットを終えることができました。スタッフそれぞれの役割分担も自然と改善を重ね、事前準備も、当日の動きもスムーズでした。カメラマンのKazさんは案内する前に会場を回っていたし、託児スタッフもそれぞれ自己紹介をしていたし、安心して、とっても楽な気持ちで当日を過ごせた10年目でした。
コーチング講座やおもちゃ講座は12月も続きますが、HAPPYマーケットが終わると何となく今年もあと少し。いい1年だったな、と振り返っています。皆さんはどんな1年でしたか?来年のHAPPYマーケットの頃にはどんな自分になっているでしょうか。私は長男が高校生、次男が中学生に進学しているはずです。ひとつづつ積み重ねて、来年のHAPPYマーケットもいい時間にしていきたいと思っています。
HAPPYマーケットに関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。来年またお会いしましょう!
mother’s space ミーナ代表/北海道認定木育マイスター/認定NPO芸術と遊び創造協会おもちゃコンサルタントマスター/保育士/幼稚園教諭/株式会社コーチングプラス認定子育てコーチ/一般社団法人日本メンターコーチ協会認定メンターコーチ/子どもとメディアインストラクター(北海道)